メメント森の熊

新卒で県庁に入り、2年半公務員として働いた後、スタートアップ企業に転職してフルリモート勤務をしています。アクセサリーを作って販売もしています。ここは私のスケッチブック。

新卒で県職員を2年続けて思ったこと【結論:すべては配属ガチャで決まる】

フィです。新卒で県庁に入り、国際系の部署で2年働いています。
※今のところあと1年働いて辞めると決めています。
2年目もそろそろ終わり、職員としてはヒヨコ🐤ながらも自分で働いてみたり、周りを観察して分かったこともあるので、これから公務員を目指す方は参考にされると良いかもしれないです。

2年働いたうえでの私の感想は、「すべては配属で決まる」ということです。
わたしはたまたまTOEICの点数が周りと比べて良かったこともあり、1年目から国際系の部署に配属になりました。なんか、よく分からないけど、新規採用職員が希望しがちな、人気の課みたいですね。たしか国際交流というと、比較的キラキラなイメージがあるのかもしれません。
※希望は書いても配慮されることは無いと言っていいです

ちなみに、TOEICの点数が良かったこともありと書きましたが、厳密にはそれが配属を決める要素になるのかというと、そうともいえないです。ただし一つの指標にはなると思います。
2年間、正直な感想を言うと本当に楽で、仕事や仕事の人間関係で辛いことが、振り返っても全くといっていいほどありませんでした。また、休みも驚くほど取りやすいです(1時間単位で休暇が取れます)。でもそれは、普段関わる同じ課の人たちがまともで素晴らしい方たちだからです。頭のいい課長、ちゃんと仕事を教えてくれる上司、優しく有能な課の人たち、休みを取ることや時間外手当の申請をすることが当たり前の職場の雰囲気に恵まれました。

しかし周りの同期を見ると、明らかに私よりも高いモチベーションをもって県職員になったであろう方たちが、毎日22時くらいまでヒイヒイ言いながら働いたりしている現実があったりするわけです(まあ、それを望んでいる人もいるでしょうけど)。

新規採用の春に会ったきりだった同期の女の子に久しぶりに会う機会があり、近況を聞いたら、毎日遅くまで働いているが、課の雰囲気的に時間外申請を出せない。やることが多すぎて最近は毎日頭が回らない。時間休なんてとても取れない。ということを言っていて、心配になりました。

また、観光系の所属にいる同期も、デフォルトで帰りが遅いマンなのですが、単純に仕事が多すぎるのと、あとたぶん人格が善良すぎます。個人的には表情がちいかわに似ていると思っています。

つまり、県庁に良い制度があったとしても、それを使えるような雰囲気の課でないと、とうてい活用はできないということです。

私と彼ら彼女らの違いは能力ではなく、ほぼ「どこに配属されたか」だけだと思います。公務員の仕事は、これも興味が無かったのでやってみるまでは全然知りませんでしたが、課が違えば別の会社なのかと思うくらい扱う内容が違います。
※なんなら課の中でも一人一人違う仕事を持っています。これにより何かで単純比較ができないので、同僚が果たして仕事ができる人なのかできない人なのかいまいちよく分からない、ということが起こります笑

私は、今はすべてが自分にとってはラッキーにはたらき、毎日定時に帰ってこうしてグダグダブログなんて書けているわけですが、自分の志向性と合わない所属になれば生活は一変するでしょう。

それに文句を言う自分が容易に想像できます。公務員が本領を発揮するべき、災害など非常事態が起こった時に全力を出せる自信も正直ありません。そんな自分を好きではいられないだろうし、県民にも迷惑です。だから近いうちにやめようと思っています。

 

このように、私はやめる方向性で動いていますが、とはいえ一時的にでも給与所得を得る手段として公務員になるのは全然ありだと思います。ですが予備校に行って高い学費を払って1年溶かすほどのものでは全くないと思います。私は2か月の勉強で受かりました。2か月は厳しい人もいるかもしれませんが、3,4か月あれば大丈夫です。また、私は勉強がつらかったですが、もっと要領よくやれる人なら辛くないかもしれません。ですので、下記の記事を参考に独学されると良いかと思います。

yamaffy.hatenablog.com

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