メメント森の熊

新卒で県庁に入り、2年半公務員として働いた後、スタートアップ企業に転職してフルリモート勤務をしています。アクセサリーを作って販売もしています。ここは私のスケッチブック。

2か月で公務員試験(地方上級)科目ごとの勉強法③論文試験&適性検査編

一次試験に無事合格したら次は二次試験です。

私の受験した自治体は、7月下旬に論文&適性検査、8月上旬にグルディス&面接がそれぞれ一日にまとめてあり、それらをまとめて二次試験と呼んでいました。
多くの公務員試験対策ブログって、一次試験の効率的な突破方法は書いてあるけど二次試験のことはあまり書いてませんよね。
この記事では地上の論文&適性検査まわりを体験談としてなるべく詳しく書いていきたいと思います('ω')面接については次の記事で!

※以下はあくまでも私が受験した自治体の話です。 

適性検査ってなんなん?

一次試験に合格したのち、論文と適性検査を受けるために県庁へと呼び出された私ですが・・・。
論文は良いとして適性検査ってなんやねん?と何をするのかまったく知らずに行きました。
一日のスケジュールとしては、まず後述するような適性検査を三つくらいやり(もうあまり覚えていない)、そのあと論文を90分でひとつ書かされました。

正直、適性検査は異常者をはじくためのものだと思うので特に対策は必要ないです。

 

適性検査の内容はどんなんなん?

  • クレペリン検査とかいうやつ
    1~9の数字が無限に書いてある紙を与えられ、隣り合った数字を足し算をする。結果の一の位のみを二つの数字の間に記入。シャトルランみたいに音が鳴ったら行を変えてまた無限に足し算をする。そんな感じです。別に頑張ってたくさんやる必要は無いのではないでしょうか。一緒に受けた人によると、よっぽどヤバい何かがある場合に100人に一人くらい落ちるらしいです。なんだろう、全部掛け算しちゃったとかかなあ。人の話をきけ。
    あと、途中で音が機械の関係でめちゃくちゃ小さくなった回もあって、後ろの席だった私は聞こえませんでしたw
    あとでそのことについては試験管から言及がありましたが、それくらいテキトーにやってるもんなんだと思います。
  • 性格かくやつ
    よくあるやつです。とても当てはまるから全く当てはまらないまで5段階くらいあって丸つけてくやつ。ふつうの解答をすればよし。

論文試験ってなんなん?

こっちのほうがよっぽど大事ですよ。

論文試験は、私の受けた自治体は90分1200文字で、わが県の財政状況について知っているところを記し、それらに対してどのようにアプローチして行くのが良いと考えるか論ぜよ、みたいな試験でした。まあ普通ですね。

 

 論文の対策に何したん? ①情報収集

対策は、分かると思うんですが受ける自治体の情報収集ですよね。一次試験は時間差があるから負けてもしょうがないけど、二次試験はおそらくみんな一次が終わってから対策するんだろうと思った私は、それには絶対負けたくない!とおもって情報収集に励みました。笑

日経新聞のオンラインで県について検索して記事を読んだり、あとは県の企業が発行してる○○県の経済、みたいな冊子も1500円で買って読みました。

また、私の県では行政の行動計画がPDFで出されているので、それにも一通り目を通しました。

忘れてはいけないのが自治体の財政状況のチェックです。これで県の抱えているだいたいの問題が全体的に分かります。とはいえ、地方の自治体なんてほとんどが収入減、支出増に決まっているのですけど…でも理由が違ったりもするので、自分の県は全国平均と比べた特色がないだろうかとか、そういう視点をもってチェックしていきます。

 

自信がない人におすすめなのが、図を描いて整理してみることですね。

何かの原因と結果があるとして、その結果も他の事象の原因となっている、ということはよくあります。が、普段から整理しておかないといざ書いてみろと言われたときに、一貫した視点がなくまとまりのない、バカっぽい文章になってしまいます。

少子高齢化→生産年生人口減っていく→労働力が足りない→日本国籍を持たない人々にもっと働いてもらわねば…などなど、複数の要素を矢印でつなげます。それを自分の頭で一回整理しておくと、本番で焦りにくくなります。

 

論文の対策に何したん? ②論文の書き方そのものを練習(←大事)

忘れてはいけないのが論文自体の構成や時間配分です。

たとえば東大入試の世界史だと、だいたい45分で600字の論述を書くことになります。今回のはそれが90分の1200字ですから単純に2倍ですかね。

私は試験当日、一番後ろの席だったので受験者の様子がよく見えたのですが、始め!と言われた瞬間に原稿用紙に本番で書き始める人間の多さにビビりました。お前らメモ用紙与えられたやろ、と。
いきなり書き出すのは、いい点は取れないのでやめたほうが良いです。

私は1時間で構成を練ったり下書き、最後の30分間で本書きという時間配分でやりました。ただ、30分だと大きな書き直しができないので、長い文章を書くことに慣れていない人は構成&下書き45分、本書き45分とかにしたほうがいいかもしれません。

 

こんな感じで、ちゃんとメモ書き、下書きすれば大丈夫です。ではでは。
次はグルディス編、面接編を書きます。

 

↓こちらもどうぞ♪

yamaffy.hatenablog.com

yamaffy.hatenablog.com