『西村玲子のビーズアクセサリー私スタイル』全く参考にならないけど見てて楽しい
フィです。新企画、「読んで見て楽しい本」。ストレスフルな毎日を生きる私たち、というか私、は、もともと本を読むのは大好きですが、作中の人間関係がしんどかったり、心をえぐられて更に疲れてしまうこともしばしば。そんな精神状態でも眺めて楽しく幸せな気分になれるような、いわゆる「おかゆ本※」をどんどん読んでシェアしていこうという企画です。
※「おかゆ本」とは、フィがTwitterで見かけた「おかゆ作品」という言葉を気に入って本に当てはめたもの。もともとの「おかゆ作品」は、見てもしんどくならない、傷つきにくい、ダメージを受けにくいおいしいものや可愛いもの、きれいなものを扱っている映画のことみたいです。
今回ご紹介するのはこちら。『西村玲子のビーズアクセサリー私スタイル』。
🌷たのしい度 ★★★★☆
→個性的なビーズが一挙に見られて眼福。作品も「作品」って感じでギャラリーを見ているみたい。
🌷参考にならない度 ★★★★★
→まさに「私スタイル」。参考になる点は無かった。笑
🌷おかゆ度 ★★★☆☆
→針金の不規則なもにょもにょ感がたまに神経にクるときがある
イラストレーターの西村玲子さんが、趣味のハンドメイドビーズアクセサリーを見せてくれる、というムック本。西村さんの作品は、個性的な一粒だけのチェコビーズなどをふんだんに使った、ケーキみたいにおいしそうなワイヤーワークのものが多かったです。また、その一つひとつに、都市や作家の名前を付けていて、なんでこの名前にしたんだろう?と作者の感覚を楽しむのもまたいとをかし。
ただし、だれにも真似はできない世界だなと思いました。私のビーズアクセサリー作りになにか参考になるかな?という淡い期待もあって買ってみたのですが、レシピは無く手がうごくままに作る、というスタイルで、ワイヤーの曲げ方ひねり方も特に決まりは無いようなので、参考にできそうなことは何もなかったです。笑
こんなビーズもあるんだー、こんな作品が作れるんだー、とギャラリーを見るような気持ちで眺めると楽しい。これもコーヒーやお菓子と、またはお酒と、一緒に見つめたい感じの本ですね。