メメント森の熊

新卒で県庁に入り、2年半公務員として働いた後、スタートアップ企業に転職してフルリモート勤務をしています。アクセサリーを作って販売もしています。ここは私のスケッチブック。

『西村玲子のビーズアクセサリー私スタイル』全く参考にならないけど見てて楽しい

フィです。新企画、「読んで見て楽しい本」。ストレスフルな毎日を生きる私たち、というか私、は、もともと本を読むのは大好きですが、作中の人間関係がしんどかったり、心をえぐられて更に疲れてしまうこともしばしば。そんな精神状態でも眺めて楽しく幸せな気分になれるような、いわゆる「おかゆ本※」をどんどん読んでシェアしていこうという企画です。

※「おかゆ本」とは、フィがTwitterで見かけた「おかゆ作品」という言葉を気に入って本に当てはめたもの。もともとの「おかゆ作品」は、見てもしんどくならない、傷つきにくい、ダメージを受けにくいおいしいものや可愛いもの、きれいなものを扱っている映画のことみたいです。

今回ご紹介するのはこちら。『西村玲子のビーズアクセサリー私スタイル』

🌷たのしい度    ★★★★☆
→個性的なビーズが一挙に見られて眼福。作品も「作品」って感じでギャラリーを見ているみたい。
🌷参考にならない度 ★★★★★
→まさに「私スタイル」。参考になる点は無かった。笑
🌷おかゆ度      ★★★☆☆
→針金の不規則なもにょもにょ感がたまに神経にクるときがある

 イラストレーターの西村玲子さんが、趣味のハンドメイドビーズアクセサリーを見せてくれる、というムック本。西村さんの作品は、個性的な一粒だけのチェコビーズなどをふんだんに使った、ケーキみたいにおいしそうなワイヤーワークのものが多かったです。また、その一つひとつに、都市や作家の名前を付けていて、なんでこの名前にしたんだろう?と作者の感覚を楽しむのもまたいとをかし。

ただし、だれにも真似はできない世界だなと思いました。私のビーズアクセサリー作りになにか参考になるかな?という淡い期待もあって買ってみたのですが、レシピは無く手がうごくままに作る、というスタイルで、ワイヤーの曲げ方ひねり方も特に決まりは無いようなので、参考にできそうなことは何もなかったです。笑

こんなビーズもあるんだー、こんな作品が作れるんだー、とギャラリーを見るような気持ちで眺めると楽しい。これもコーヒーやお菓子と、またはお酒と、一緒に見つめたい感じの本ですね。