メメント森の熊

新卒で県庁に入り、2年半公務員として働いた後、スタートアップ企業に転職してフルリモート勤務をしています。アクセサリーを作って販売もしています。ここは私のスケッチブック。

日記/公務員の在宅勤務/都市経済的に考えるとオフラインもやっぱいいよね

いや~今日も在宅勤務です。地味に仕事が増えております。
去年なんかは、ゆうても1年目ですし、根はまじめ…なところもある…ので、効率的に業務をすすめよう!みたいな気持ちもありましたが、今はそれほどでもなく、残業代もらえたらそれはそれで嬉しいなあ~みたいなぶら下がり社員の思考に染まりつつあります(あと、頑張りすぎても仕事が増えるだけだとも気づいた)。

ふと、日本全体では、行政組織の在宅勤務ってどれくらい進んでいるんだろうと気になり、調べてみました。デロイトが実施したWeb調査で、詳細は記事をご覧ください。

調査方法:WEB調査
調査期間:2020年7月17日(金)~2020年7月19日(日)
調査対象:国、都道府県、市区町村の行政職職員
サンプル数:1000件

公務員の在宅勤務実施率は2割以下、職場に制度があっても実施していない人は7割|@DIME アットダイム

7月の時点で在宅勤務実施率は2割以下だったんですねぇ。私の自治体は、わりと早い段階から、自分のPCで職場PCの画面を操作できる環境が整いました。ひとえに担当課の皆様の努力です、感謝✨
さらに自分の所属は、業務内容も家でできることがそれなりにあり、また課長のやる気も十分あったので(これは本当にラッキーだった)、6月くらいからバリバリ、課内で交代で在宅勤務をしていました。現時点で、環境的にびみょいな~と思っているのは、自分から職場や仕事相手に電話をかけるときの料金がスルーされている点くらいです。

職員1年目の時は、在宅勤務も満足にできないなんてどういうことだよ、クソが、なんて思っていましたが、必要に迫られればできるものですね。家が近いから在宅勤務にしても意味がなくないか、と言っていた、私のっょぃ上司も、最近では出勤がめんどくさくなったと言っていて、良い傾向だなと感じます。

と、同時に、オフラインで集合することの良さも、以前までは何となく「やっぱ直接会うのも大事だよね~」とか言っていましたが、何が良いのか実感としてわかってきました。デジタルと比較して、連続的なアナログ情報であることです。
私は大学では、都市経済というミクロ経済のゼミに入っていました。ほんとうにゆるいゼミで、たぶん大学の経済学部の全ゼミの中で一番ゆるかったと思います笑。ミクロ経済学と言いながら、モデルも構築せず、偏微分もせず、輪読所も縦書きでしたが、それでも少しは自分なりの学びがありました。人間が直接オフラインで集まって過ごすことは、イノベーションの原点だということです。PCとWifiがあればどこでも仕事ができる世の中ではありますが、イノベーションが生まれるのは、同じ空間で同じホワイトボードを眺めているときのことが多い、ということです。
ちなみにこういう本↓を読んでました。物価の違いを考慮していない点とか、ガバガバではあるものの、面白いですよ。

年収は「住むところ」で決まる  雇用とイノベーションの都市経済学
 

現時点では、リモートワークを支えている様々な技術は、まだオンラインの環境の模倣、再現を目指している段階である感じが私にはします。『アフターデジタル』に書かれているように、オンラインがベースとなり、オフラインはその中に包摂される(貴重なタッチポイントという位置づけになる)シームレスな世界になっていくには、実は人が都市に集合することも大事だと思っています。

 今日は本の紹介が多くなりました📚
最近粘着質な人にオンラインで絡まれており、オフラインで一発殴って嫌われたいなあと思っています。好きでもない人から異常な頻度で連絡くるのって本当にしんどいですね。向こうに全く悪意が無さそうなのも恐ろしいです。