メメント森の熊

新卒で県庁に入り、2年半公務員として働いた後、スタートアップ企業に転職してフルリモート勤務をしています。アクセサリーを作って販売もしています。ここは私のスケッチブック。

金利について自分用まとめ

金利」には3種類ある

金利とひと口に言っても、①政策金利・②長期金利・③実質金利がある

前提知識

アメリカの中央銀行=Federal Reserve(Fed
全国の主要都市にあるFederal Reserve Bank(FRB)を統括している

政策金利(Effective Federal Fund Rate、FFレート)

ここで確認できる

どのような金利

Fedが決める金利
米国の民間銀行は、Fedに一定の準備金を預ける必要がある
短期金融市場で、準備金を調達するときの金利が、政策金利
年に8回、7週間ごとに開催されるFOMCで決まる。

数値の経緯

1980年前後には15%くらいまで上がった。そこから昇降を繰り返しながら徐々に下がり、2010〜2015にはほぼゼロに。2019年には2.5%くらいまで上がるも、コロナ以降はずっと0.1より小さい数を推移。

なぜ重要で、何に影響を与えるのか

米国の金融市場の中心的な金利

住宅ローン・ローン・貯蓄などの長期金利に間接的に影響を与える

長期金利

ここで確認できる。
一般的には、10年満期国債の市場での流通利回りを指す

数値の経緯

対極的には、1980年の15%をピークに徐々に下がってきており、コロナで1%以下になったが、2021年からは1%台に戻り、2022年1月時点では1.63%になっている。

どのように決まるか

一般的には、債券の相場によって決まる。しかし、コロナ後に0.6~0.7%を推移した事実は、Fedによるイールドカーブコントロールを示唆している

このことから、よりコントロールが難しく市場参加者の気持ちを反映しやすい20年満期国債、30年満期国債が新たな指標として重要になってくる可能性がある

長期金利を観察することで何がわかるか

 

実質金利

ここで確認できる
物価連動国債(Treasury Inflation Protected Securities、TIPS)の市場利回りのこと

市場が決める

物価連動国債とは、物価の変動(インフレ、デフレ)に応じて元本が増えたり減ったりする国債=実質的な価値が変動しない国債

数値の経緯

2000年台は2%を推移、2011年くらいからは0%の周りを動き、2022年1月は-1%くらい

期待インフレ率(ブレーク・イーブン・インフレ率)

10年国債と10年物価連動国債から導出される予想インフレの測定値を表す
この値は市場参加者の今後10年間の平均インフレ率の予想を意味する