『食パンがあれば』、自分では一生思いつかないであろうなるほどトッピングがたくさん!
フィです。新企画、「読んで見て楽しい本」。ストレスフルな毎日を生きる私たち、というか私、は、もともと本を読むのは大好きですが、作中の人間関係がしんどかったり、心をえぐられて更に疲れてしまうこともしばしば。そんな精神状態でも眺めて楽しく幸せな気分になれるような、いわゆる「おかゆ本※」をどんどん読んでシェアしていこうという企画です。
※見てもしんどくならない、傷つきにくい、ダメージを受けにくいおいしいものや可愛いもの、きれいなものを扱っている本のこと、と定義する。
今回ご紹介するのはこちら。山崎佳(やまざき けい)さんの『食パンがあれば』。山崎さんは、インスタで朝ごはんの写真を投稿していてフォロワーが世界中にいる方のようです。レシピ不要であれば、インスタのほうが情報量自体は多くて良いかも。
美味しそう度 ★★★★☆
→自分では一生思いつかないであろうトッピングの組み合わせ(後述)これならできる度 ★★★★☆
→おしゃれすぎる謎の草とかも出てくるが、だいたいの材料は調達可能おかゆ度 ★★★★★
この本めちゃ気に入りました🍞!まず表紙の写真からして素晴らしくおいしそう。なにを乗っけてるんだろう…とページをめくって確認しに行くと、「グリーンの野菜」って書いてあった。パンを焼いてバターを塗り、その上に野菜をのせてドレッシングをかける。トーストとサラダの合体です。アボカドを乗せるのがおすすめなこと以外は、野菜であれば何でもいいみたい笑 大らかなレシピだと、自分のできる範囲で取り入れやすいですよね。
この本には52の食パンレシピが出てくるのですが、だいたい私の感覚では4つに大別されました。
①明らかに美味しいだろうし簡単に真似できそうやってみたい
例:グリーンの野菜、きゅうりとディル入りクリームチーズ、カマンベールとはちみつとナッツ、ドライいちじくとヨーグルトとチーズ
②明らかに美味しいだろうが簡単には真似できない(材料がおしゃれすぎる等)
例:パストラミと紫キャベツとマッシュポテト(すべての食材に縁がない)、ゆでたまごとタプナード(タプナード???)
③自分では思いつかなかったけど簡単に真似できそうやってみたい
例:鮭フレークとキャベツ、ねぎとみそマヨネーズ、コーンスープとほうれん草(ほうれん草は茹でたくないので冷凍希望!)
④自分では思いつかなかったし別に試さなくてもいいかな
例:塩豆腐となすとトマト(あまりに想像が及ばない)、ヤンソンさんの誘惑(アンチョビとかを用意するのが面倒)
こんな感じ。④は全体の中では少なくて、ほとんどのレシピがほんとにおいしそう、食べてみたいと思わせるものばかりです。ほぼ確実に、トーストに乗っけるものとして新しいアイデアをもらえるので、おすすめです。朝ごはんは食べるならごはん派なのですが、今度の土曜日の朝は久しぶりにパンが食べたくなってしまいました。食べよう。