メメント森の熊

新卒で県庁に入り、2年半公務員として働いた後、スタートアップ企業に転職してフルリモート勤務をしています。アクセサリーを作って販売もしています。ここは私のスケッチブック。

嵐の新曲『IN THE SUMMER』の歌詞がヤバい!"Million Kisses"に隠された衝撃の真実とは?

※この記事は完全なるネタです。私、ffy自身は嵐が普通に好きです。ギャグとしてお楽しみいただけますと幸いです。

f:id:yamaffy:20200727201832p:plain

はじめに

嵐の新曲『IN THE SUMMER』が2020年7月24日に配信限定でリリースされました。
爽やかで洋楽っぽいおしゃれなサウンドが夏の始まりにピッタリです。
でも、歌詞を見るとほとんど英語。意味がよく分からないという人も多いのではないでしょうか。
そこで、個人的に歌詞を和訳して意味を徹底解釈したところ、パッと聞いただけでは分からない驚きの裏の意味が隠されていたことに気づきました。
今日はその内容を皆さんに共有したいと思います!

『IN THE SUMMER』は相撲部屋の夏合宿を表していた!?

『IN THE SUMMER』の歌詞をよく読んでみると、パッと見は「一夏の恋」というありがちな内容に思えますが、実は相撲部屋の夏合宿の様子を表現していることが分かります。それでは、歌詞を順に追って、見ていきましょう!

1番Aメロ:親方パート(厳しい稽古の様子)

Feet in the sand
Cancel your plans
We only got one life
Let's ride the wave
And if you fall
I promise I'ma keep you safe

1番は夏合宿の稽古の様子を、親方目線から描写しています。
Feet in the sandは、砂浜についた両足。つまり砂浜での四股です。
親方は力士達を合宿に集中させるため、他の予定は全部キャンセルするよう告げます。なぜなら人生は一度しかないから。
合宿場が海の近くにあるため、波乗りで足腰を鍛える稽古もしているようです。
もし海に落ちてしまっても、水に落ちるだけだから怪我なんてしないだろうと親方は諭しているのですね。

1番Bメロ:親方パート(厳しい稽古の様子)

Don't let go, don't let go
Even when the seasons change
I won't let go, wont let go
Tell me that you feel the same

この部分は対戦形式での練習の様子です。
親方が力士たちに「相手から手を離すな」とアドバイスしています。
夏から季節が移り変わっても対戦相手から手を離さないくらいの気合いで掴めと。
さらに”I won't let go, wont let go”の部分では、親方自ら実演して手本を見せています。
そして最後には力士に対し、「自分と同じ気合いで臨んでいるだろうな?」とハッパをかけています。

サビ1前半:先輩力士パート(夏合宿で育まれた絆)

Do you remember how I stayed awake
Watchin'the sun come up to light your face
In the summer, in the summer
Oh, oh, oh, yeah
Do you remember how I held you close
And I made sure you never got too cold
In the summer in the summer
Oh, oh, oh,yeah

新しい人物、相撲部屋の先輩力士が登場します。
ここは夏合宿での微笑ましいシーンを描いて、彼と後輩力士との間に育まれた絆を表しているパートと考えられます。
前半は寝ている後輩力士の口にちゃんこの残りを入れてみて、寝ながら口を動かして食べる後輩力士の姿を爆笑しながら朝まで観察したこと(※)。
後半はぶつかり稽古の様子ですね。"I held you close"から、後輩力士が攻め手、先輩力士が受け手となっていることが読み取れます。
また、先輩は後輩がそれ以降も常に気を抜くことの無いよう、しっかり指導したということが示されています。

 (※)昔ffyがテレビで観た、相撲部屋に潜入取材する番組で面白かったワンシーンをもとに書いています。人間って寝ながら食べれるんだと衝撃を受けました。

サビ1後半:後輩力士パート(夏合宿で育まれた絆)

Keepin' our dreams and hopes up high
Baby let's dance tonight
Reacin' up to the sky Keepin' our hearts alive
In the summer, in the summer
Oh, oh, oh, oh, yeah, yeah, yeah

サビの後半では、後輩力士の先輩力士に対する尊敬の念が表されています。
our dreamsとは、もちろん番付で横綱になるというそれぞれの夢。
"Baby let's dance tonight"とは、後輩から先輩に向けての発言なので、「今夜個人的に稽古を見てください」という内容の暗喩です。
reach up to the skyとは、空に向かって手を伸ばす動作であり、その後のkeep our hearts aliveと合わせて、お互いの心臓がバクバクするほど激しい稽古の様子を表現していると考えられますね。

2番Aメロ:先輩力士パート(次第に相撲へのやる気を失っていく先輩)

見つめて 引き寄せる
Keep living in the moment that's what it's about
呼吸の音(ね)も Too close
Life is beautiful
キミとだから Naked love then...

合宿で絆を育んだはずの二人は、その後対照的な道を辿ることになります。
先輩は後輩に技のアドバイスを求められるも、「まわしをよく見て引き寄せる」「あとはその場の雰囲気」「近づいて相手の呼吸を感じる」など、誰でも言えるような適当なことしか言わなくなっていきます。
そして指導も早々に切り上げた先輩は、「人生最高」と言わんばかりに、Naked Loveを求め夜の街へ消えていくのです。ほぼNakedなSumoでは満足できなかったんですね…。

2番Bメロ:後輩力士パート(先輩とは対照的に成長する後輩)

Always know, always know
My feelings they won't ever fade
And even when the rain turns to snow
We will always be the same

そんな先輩とは対照的に稽古に励み、めきめきと力をつける後輩。
先輩を思いやる気持ちも忘れません。先輩が一時的に相撲へのやる気を失っているからといって、先輩への尊敬の念が消えることはないと言います。
さらには、たとえ季節が冬になろうとも、今までと同じように先輩と稽古がしたい、というストレートな思いが表現されています。

サビ2前半:後輩力士の必殺技 "Million kisses"

肌と肌 触れ Million kisses
此れ以上ない A season's tale
In the summer, in the summer
Oh, oh, oh, oh, yeah
二人 溶けて行く Hottest Temp
捉えようのない 愛しさへ
In the summer, in the summer
Oh, oh, oh, oh, yeah

成長を続ける後輩力士は、必殺技を編み出します。
それが、対戦相手と密着する中での高速張り手。
受けたときに痛みを感じず失神してしまう彼の高速張り手は、いつしか "Million kisses" と呼ばれるようになります。
後半は佳境に入る夏合宿の描写です。
申し合い、三番稽古の繰り返しで、練習場の気温はどんどん上がり、溶けるほど暑くなります。
その様子を見守る親方の、捉えようのない大きな愛。

サビ2後半:番付で昇格、忍び寄る別れの気配

蒸発しそうな 雫を 冷ます このSea tide
何もかもがFine 酔いしれたいAll times
In the summer, in the summer
Oh, oh, oh, yeah, yeah, yeah

順調に成長し、とうとう番付で先輩を追い越した後輩。
この日も取組で勝利した興奮を、潮風にあたって冷ましていました。
もはや彼の勢いはとどまることを知りません。
しかし、悲しい別れが迫っていたのでした…。

Cメロ:先輩力士、破門される(ここ重要!!)

Right by your side
Yeah you know that i ain't gonna leave
So keep your dreams and hopes forever
Sparks in your eyes and it hits me so hard it's unreal
Cuz we were meant to be together

素行の悪さが目立ち、成績も振るわない先輩力士。
前半は後輩力士の先輩力士に対する、「自分は先輩のもとを離れたりしないから、横綱になる夢を諦めないでほしい」という思いです。
そして、実は歌詞をよく読むと、前半と後半には時間的隔たりがあることに気づきます。
後半は、まず”Sparks in your eyes”の部分のyouとは、先輩でも後輩でも、どちらで解釈しても良いように思います。どちらにしろ、火花が散っているような目という風な意味合いであり、"Million kisses"の張り手を受けたときに視界に火花が散るような感覚と、今回の出来事の衝撃を掛け合わしていると考えられます。語り手の主体が急に変化する、まるで源氏物語のようなとても高度な表現ですね(適当)。
文法的には、" it hits me so hard it's unreal"は” it hits me so hard that it's unreal”のthatが省略されたものだと考えられます。"it hits me hard"は単体で「(出来事が)こたえる、辛い」という意味で、” it hits me so hard that it's unreal”だと「現実と思えないくらい辛い」、という感じでしょうか。
さて、ではその衝撃的な辛い出来事とは何か?
これはその後の"Cuz we were meant to be together"(一緒にいるはずだったから)という部分を読めばおのずと分かります。そう、先輩力士の破門です。

サビ3:夏合宿を振り返り、先輩が下した決断とは?

Do you remember how I stayed awake
Watchin'the sun come up to light your face
In the summer, in the summer
Oh, oh, oh, yeah
Do you rememberhow I held you close
And I made sure you never get too cold
In the summer in the summer
Oh, oh, oh,yeah

Keepin' our dreams and hopes up high
Baby let's dance tonight
Reacin' up to the sky Keepin' our hearts alive
In the summer, in the summer
Oh, oh, oh, oh, yeah, yeah, yeah

最後の部分は今までのサビの繰り返しです。
トラブルが相次ぎ、とうとう部屋を出ることになった先輩。
今後の身の振り方を考えるにあたり、稽古でのちゃんこ作りが楽しかったことを思い出します。
夏でも冬でも皆の身体を暖めるちゃんこ。
自分はもう、後輩のぶつかり稽古の相手をして後輩の身体を暖めることはできないけれど、ちゃんこで人々の身体を暖めることはできる。
先輩は、ちゃんこ屋を開業することを決意します。

終わりに:『IN THE SUMMER』を英語でカッコよく歌いたい人が読むべきブログ!

いかがだったでしょうか?サラッと歌詞を読んだだけでは分からない、相撲部屋のストーリーが浮かび上がってきたかと思います。
という今までの話は全部冗談で、普通に夏の恋という解釈で良いと思います。
さて、この『IN THE SUMMER』を聴くと、『Turning Up』と同様、嵐の皆さんが一定のちゃんとした英語の発音レッスンを受けていることを感じます。さすがは日本のトップアイドルであり、作品に関わる人たちがあらゆる方面で手を抜いていないことが分かります。
この曲を英語で歌いたいけど歌詞がよく分からない、スピードが速くて耳コピも難しい…そんな人にピッタリのブログがあります。
Takaさんは『IN THE SUMMER』の歌詞を、なんと全部カタカナを使って書き直してくれています!!

www.yakatazushi.com

普通、カラオケの英語の歌映像で、歌詞のところに表示されるカタカナってクソですよね?英語の発音とは似ても似つかない文字が並び、発音記号との整合性も全く無い。
でも、Takaさんの考案した「カタカナ母音」は、田んぼ道を延々と歩きながら半年くらいかけて開発されたので、カタカナでありながら英語の発音記号と一対一で対応しているんです。上の記事に載っている歌詞カードのカタカナを、まずはそのまま読みながらゆっくり英語と対応させていくと、だいぶそれっぽく歌えて近道になりますよ。
うん、まあ正直言うと知り合いなので報われてほしい!皆さんカタカナ母音を利用してあげてください!

『Turning Up』『A-RA-SHI: Reborn』の歌詞カードもあります。

www.yakatazushi.com

www.yakatazushi.com

ぜひチェックしてみてください。それでは!

~Fin~