凡ヌ

メメント森の熊

エドガー・アラン・ポー『盗まれた手紙』の朗読劇を観た

晩秋、ごはん付き演劇を観た

11月28日(木)、『盗まれた手紙』の朗読劇を観た。
ごはん付きの演劇というやつで、地域のレストランやカフェで食事をした後、そのままその場所で1時間足らずの演劇が観られるという企画。チケットは3000円だった。こんな楽しいことをやっていたなんて、何もないと思っていた地元だけどやるじゃん!と見直した。

私たちが予約したのは、町の洋食屋で食事した後、エドガー・アラン・ポーの『盗まれた手紙』が観られるという内容だった。最初は私と母、母の友人の3人で行くことになっていたが、母の友人が来られなくなり、私の職場の先輩に友人の分のチケットを譲った。

洋食屋はこじんまりしたウッディな空間だった。一番でかいテーブル席にひとりで座らされていた先輩があまりにもアウェーで可哀そうだったので、結局私と母と先輩の3人で同じテーブルに座るというヘンテコなことになったが、食事の時間はつつがなく過ぎ、いよいよ2階に移動して観劇をするフェーズになった。

2階の会場はまたもや小さい部屋で、その日来ていた30人ほどのお客さんと詰めて並んで座った。最低限の書斎っぽいセットと照明が用意されていた。今回観たのは朗読劇というやつで、なんと一人の役者さんが三役(正確には四役?)をこなす台本になっている。演劇は嫌いじゃないので駒場でぼちぼち観ていたけど、二役はあっても三役は観たことなかったので、大変そうだなあと思った。

エドガー・アラン・ポーという作者名からも分かる通り、この『盗まれた手紙』はもともと探偵小説である。というか、探偵小説の礎的作品らしい(前説で役者さんが教えてくれた)。名探偵のオーギュスト・デュパン氏と、名もなき友人の「ぼく」という人物関係は、のちにコナン・ドイルが模倣し、シャーロックホームズとワトソンという有名なコンビが生まれる原因となった。

観た感想はだいたいこんな感じである。

シンプルで興味をそそるストーリー

ストーリーは元祖ということもあり至ってシンプル。王妃様の浮気の手紙がD大臣に盗まれてしまうが、そのありかがどうしても突き止められない。手紙はどこに?という分かりやすい謎なので、観ながら余計に頭を使う必要が無く、演技に集中できてかなり良かった。

魅力的なキャラクター

登場人物はほぼ3人で、名探偵のデュパン氏、友人の「ぼく」、そしてパリ警察の刑事だ。冷静で分析力に優れたデュパン、善良で平凡な相棒の「ぼく」、豪快でくだらない人物だが意外と素直で愛嬌のある刑事。バランスが取れている。

一人三役の脚本

どうなることかと思ったが、役者さんは一人三役をこなしていた。よく動く落語だと思ってもらったらいいと思う。冷静なデュパンと勢いよく喋る刑事の切り替えなど特に難しそうだったが、そこはさすがだった。ストーリーがシンプルな分、役者の演技力が映える脚本だったと思う。

 帰り道

パリ警察がどんなに捜索しても見つけられなかった手紙を見事に回収したデュパン。謎のタネも、元祖なだけあって至ってシンプルかつ納得感のあるもので、推理小説嫌いの私ではあるがとても満足した。何よりもストーリーに没入する自分と、演技をしている人を見て楽しむ自分が両方交互に現れる状態がとても楽しい。動き回って三役こなすなんてすごい体力だ。

余談だが、今回同席した先輩は母が初めて対面してちゃんと言葉を交わした私以外の(元)東大生であった。基本的に母にはドギツイおもしろ同級生の話しかしないので、相当ハードルが下がっていたらしく、「東大なのにまともじゃん…!!」とめちゃくちゃびっくりしていた(暗に先輩をdisっているわけではありません)。

来年はまた違う人を誘って、ぜひ行きたいと思った。

県職員1年目が半年過ぎて思うこと

はじめに 自分が県職員になるなんて

そもそも県職員になろうとも、なりたいとも全く思っていなかった。
今年の4月くらいに東京で、唯一就職したいと思った会社の採用(わりと良いところまでいっていた)に落ち、本気の本気で落ち込み、ほぼその時の気分で地元に帰ることに決め、つらつら勉強期間を経て今のポジションに滑り込んだ。

※その時の話↓ 

yamaffy.hatenablog.com

なので、私には県職に対する思い入れが全くない。ペーパーテストに受かってしまった時はかなり驚いたが、そのあとはTOEICの点数で加点されたり、面接やグループディスカッションも適当にやって、流れに乗っていたら普通に入れた。
東大の同期に流されて、練習のためとはいえ数々の企業を受けてグルディスお化けみたいな奴とやり合ってストレスフルな日々を送っていた身からすると、赤子の手をひねるよりも簡単に入れるんだなという印象だった。

そんな感じで何となく入った県庁ではあるが、半年働いてみると良いことも微妙なとこも見えてきたので、記録のために記す。

1 地方には「県職員=エリート」という価値観がある

これが一番驚いたかもしれない。東京で散々エリートを見(せられ)てきたので、最初地元の人に「県庁で働いてます~」と言って「えっ、エリートなんですね!」と返ってきた時は正直、バカにされてるのかな?と思ったが、本気でそう思っている人は多いらしい。

2 仕事の楽しさ・忙しさは完全に「課による」

正直県庁に入ってみるまでどんな仕事があるのかさえもほとんど分かっていなかったが、防災、医療、税金、福祉、農業、教育、観光、海外展開、なんでもござれ状態だった(当たり前か…)。そして仕事内容も忙しさも課によって全く違う。ガチャでしかない。私は、おそらく英語ができるだろうとの期待のもと、国際関係の課に配属された。仕事はそれなりに楽しいし、外国語も活かせ、法的な責任もあまり無いし、何よりやることが無い時は本当に暇でどんどん休める、ぐーたら人間の私にとってはパラダイス的職場だとおもっている。一年目だから仕事が少ないのだと思うかもしれないが、これはただのラッキーで、課によっては毎日22時まで残業している1年目の同期もいる。要は運である。

3 成長は期待できないが時間があるのは◎

来年(2年目)はさすがに今より忙しくなるようだが、県庁のマジョリティーから、若い子はまあ楽しそうにしてれば良いよみたいな雰囲気を感じるため、自分の成長には自分で責任を持たないといけない。しかし、工夫次第で仕事はかなり早く終わるし、休みも驚くほど取りやすいので、働きながら勉強や趣味の時間を作るのは簡単にできると思った(もちろん課による部分はあるけど)。
大学の同級生は、なんだかんだ皆ヒィヒィ言いながら夜遅くまで働いているようで、きっとそれが今後の羽ばたきにつながっていくのだろうと思いつつも、私は矮小なぐーたら人間なので、彼らと同じことはできないなあと、ベッドで彼らの仕事つらいよツイートを眺めていたりする。

4 まとめ:配属ガチャさえ良ければひとまずは悪くない

入りたかった会社に落ちたのは、私にとっては乏しい人生経験のなかで初めてレベルに残念で悲しいことだった。浪人は別に、勉強すりゃ受かるやろと思っていたので大したつらみも無かったが、採用となると判断軸がひとつではないから。その時から、今後どう生きるかについてずっと考えているし、今も考えている。県職をずっとやるかどうかも分からない。が、現時点では、固定給がもらえて勉強の時間もあり、運よく仕事内容も楽しめのものだったので、県職員も悪くないなと思っている。色々無駄なバカバカしい仕事はあるし、これからも考えを落ち着けることはできないけれど。ただ、配属ガチャに失敗したらもうご愁傷様ですと言うしかないかも。

ダォグ氏とケァト氏のダル会合 「ホムペ女子」

お題「思い出のWebサービス」

 

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思いでのwebサービスかあ。これはホムペ世代の私たちが語れるお題だよね、ダォグ氏!!

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え、え、ホムペってなに?

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うそぉ!?…あ、ダォグ氏は中学でも高校でも、ホムペなんてものには全く興味を示さずに勉学に打ち込み、『夢をかなえるゾウ』を人の誕生日にプレゼントしていたような変態だから、知らないんだ…

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ひどいなあ。夢をかなえるゾウは良い本だよ。

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読んだことなーい。毎日一緒に登下校してたのに、私たちが暇な時間にやってることって割と違うよね。なんだかおもしろい。peps!とかmobile spaceとか、知らないんだ?

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知らないなあ。でも、ケァト氏、たしかレァバト氏とかとホームページ?ブログ?やってたよね中学の時。

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あ、そうそう!初めは共同でやってたんだけど、すぐにデザインの趣味が合わないということに気付いて、やめたんだよねー。

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そういうところが異常にドライで良いよね。トイレ一緒に行ったりもしないし。

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尿意って揃えられないじゃん。1000loveとか、realtimeとか懐かしい。realtimeって今のTwitterだよね。そして1000loveは絶対に1000個も書けなくて、頑張って100個くらい書いてそのあとは放置される。

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まずみんな中一くらいにpepsで始めるんだけど、デザインの自由度が低いから、モバスペに移るじゃん。でもだんだん、モバスペのデフォルトデザインも嫌になってきて、自分でCSSをいじり出すんだよね。

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文字色や背景色をオリジナルにしたり、プリクラの画像データをトップページに貼り付けたりさ。かわいい画像を提供する「素材屋さん」「タグ屋さん」なんていうのが乱立してたよなあ。

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「お題屋さん」というのもあった。あれはもう思春期の女の子にしか分からない世界観な気がする。それっぽい言葉を並べたのがお題。気に入ったフレーズがあったら使ってみてください、と。

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もう毎日女子たちは、知ってる子のホムペを全部見て、日記が更新されてないかチェックするの。でもホムペ自体や日記の記事ごとにパスワードかけたりできて、仲いい子にしか教えなーい、って。

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中3ぐらいになると、クラスでホムペ作ったりもするんだけど、まず誘った誘われてないで揉めて、クラスの全員が投稿できるrealtimeで誰かが誰かの悪口書いて荒れたり。アホだよねー。

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彼氏と別れたら、ホムペが真っ黒なデザインになる子もいたなあ。病み期、闇落ち。病むとLINEのアイコンが黒くなったりするのと全然変わってないよね。

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…あれ、ダォグ氏、ダォグ氏~?

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はっ!ごめん寝てた。もうご飯にしよ。今日はぼくがたらこパスタを作ってみました。

最近好きなクリエイターさんについて【小野桃子】【長田杏奈】【nichinichi】

今日は私が最近すきな3人のクリエイターについて書いてみる。
こうして見ると私が好きな女の人のタイプはほんとに分かりやすいナ。 綺麗でかわいいものに関わりつつ、しっかり知性と意見がある人がすきさ。

☆小野桃子さん

アクセサリーブランド「lamedalico(ラメダリコ)」のデザイナー。
とにかくセンスがいい。金糸でビーズを編んだブレスレットなど、作るアクセサリー皆可愛い。絶対自分じゃ作れない感じなのでいつか一つ欲しい。
最近は製菓学校に入って、和菓子作りの研究をしているみたいで、習作のお菓子をインスタに載せてくれる。政治などに対してしっかり自分の意見を持っているところも好き。
サイト:http://lamedalico.com/
オンラインショップ:
https://lamedalico.theshop.jp/(今稼働してるのはこっち?)
https://lamedalicos.stores.jp/
インスタグラム:
https://www.instagram.com/lamedalico

 

☆長田杏奈さん

美容ライター。こちらからよく見える主な活動の場はTwitterかな(よくわかっていない)。最近本を出された。この方は、小野桃子さんの友達ということで最近詳しく追いかけるようになった。
美容ライターと言いつつも、「みんな美人」という心の広いヘルシーな美容を推奨しているところ、ジェンダーについて進んだ考えを持っていて、しかもそれを表明するのをいとわないところ、が推せる。 podcastで「なんかなんかコスメ」というゆるいラジオをやっている(北欧ミステリに出てくる中年女性の表現についてとか急に語りだすところも推せる)。声が可愛い。しかしよく考えたらこの人の書いた記事をちゃんと読んだことないや。チェックします。
インスタグラム:https://www.instagram.com/osadanna

美容は自尊心の筋トレ (ele-king books)

美容は自尊心の筋トレ (ele-king books)

 

 

☆nichinichiさん

ガラスを愛するガラスアクセサリー職人。
執念で仕入れたガラスをどちゃくそに可愛いイヤリングとかにしてネットショップで売ってらっしゃる。とぅるんとぅるん・きらっきらのガラス、ずっと見ていられる。
2年前くらい?からフォローしているけど、ここ数か月ですっかり有名になってしまって、オンラインショップでは発売と同時に売り切れるようになっちゃった。
ガラスへのあふれる愛がTwitterから伝わってくる。
クリエイターとしてどう世の中に関わっていくかをちゃんと考えていて、政治的なことにちゃんと怒ったり意見しているところ、推せる。
インスタグラム:https://www.instagram.com/nichinichi
オンラインショップ:https://nichinichi-shop.com/

【読んで楽しい】斎藤整『ヨコから見る世界史』紹介【ガチ受験にも対応】

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『あたまからつま先まで ザ・まさこスタイル』読書メモ

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